このブログでは、機械学習やパターン認識について統計的扱いを中心に書いていきます。
機械学習は人工知能研究の一種で、コンピュータに学習機能を構築します。機械学習における学習機能は、コンピュータの内的状態が変化することによって、新たな局面に対応する能力を備えることを意味します。つまり、知的活動ができるようになります。ただ、人間が可能とする知的活動と比較すると、そのレベルは限定的であり、その範囲には特徴があります。
例えば、インターネット上には情報が溢れていますが、この大量の情報の中から規則性や法則を見つけ出し、有用な知識として抽出することはコンピュータの得意分野です。これは、データマイニングと呼ばれます。知識抽出の過程では、データから特徴を抽出する処理が含まれます。特徴が得られれば、その特徴からいくつかの概念に分類することができます。これが、パターン認識です。
パターン認識には一般に統計的処理が含まれ、その理解には数学的に幅広い知識が要求されます。一つ一つ積み上げないと、なかなか自分のものにすることが難しい面があります。そこで、統計的にデータのバラツキを分析する方法から、パターン認識の基本的考え方やその応用まで、必要となる数理的扱いを説明しながら進めていきます。
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