今、時間
t と共に変化する信号
x(t) が下の図の太線のようになっていたとして、この信号を、先に示した単位インパルス関数を用いて表すことを考えよう。単位インパルス関数は、面積1の長方形
δε(t)(1<t<ε) で
ε→0 の極限をとったものとして定義された。そこで、この
δε(t) を少しずつずらして、
x(t) を構成する。
x(t) を離散時間
ε で分割すると、下図の赤い矩形のようになる。
時間
t での高さは、
x(kε)δε(t−kε)ε で近似できる。
k は、時間幅
ε が何個あるかを表し、
x(kε) は
t=kε のときの
x(t) の値を表す。
δε(t−kε) は
δε(t) が時間
kε だけずれたことを表し、
δε(t−kε)ε は1である。例えば、
k=1 なら、
x(ε)δε(t−ε)ε となるし(下図一つ目)、
k=−2 なら、
x(−2ε)δε(t+2ε)ε となる(下図二つ目)。
これらを足し合わせると、
x(t)≈∞∑k=−∞x(kε)δε(t−kε)ε
となる。で、近似を等式にするには、
ε→0 の極限をとればよい。そうすると、
δε(t) は単位インパルス関数
δ(t) となり、次式が得られる。
x(t)=∫∞−∞x(τ)δ(t−τ)dτ
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